始まりの季節、春です
2010年3月30日掲載
3月はお別れの季節。
そして4月は、始まりの季節です。
桜も開花して、いよいよ春本番です。
この季節は、色んな事が始まる季節ですね。
進学、進級、入学、入園、転勤、入社……
私の友人にも、育児休暇を終えて仕事復帰する方がいます。
皆さん色んな思いを抱えて、新たなスタートを切られることと思います。
そこで、今回は始まりの季節に気をつけたいことをテーマにお送りします。
■嬉しいこともストレス?!
心理学の分野では、色々な尺度を使うことがあります。
その中に、社会的再適応評価尺度という、簡単に言うとストレスの強度をはかる尺度があります。
基準になるのは、「配偶者の死」でストレス強度「100」です。
ストレスと聞くと、一般的には悪いことを思い浮かべますよね。
しかし、悪いことばかりがストレスになるわけではないのです。
例えば、「結婚」はストレス強度「50」です。
ちなみに、転職は39、入学は26、生活の変化は25、転居は20。
新しい始まりは、期待に胸ふくらませ、わくわくします。
不安や緊張も伴いますが、ドキドキしますよね。
そんな楽しい始まりも、人にとっては少しストレスになるのです。
「えぇ~!」なんて声が聞こえてきそうですが…
心配ありません。
ちょっとの工夫が、素晴らしい始まりをお手伝いしてくれます。
■新生活の工夫
春から進学、進級、転職、復帰、入園など新たなスタートを切る皆さんに、少しだけ工夫して頂きたいこと。
それは、生活リズムを整えることです。
新しい生活には、新しい生活リズムが必要になります。
できるだけ早く、生活リズムを一定にして保って下さい。
中でも1番の秘訣は、「睡眠」です。
緊張や不安といった状況が続くと、疲れがたまります。
疲れを回復してくれるのが、睡眠です。
人は寝ている間に、結構大切なことが体の中で起こっています。
お肌も体も、細胞から修復してくれるのは、寝ている間。
成長ホルモンを分泌して、代謝を良くしてくれる働きも。
「寝る子は育つ」は、正しいんですよ。
特に、夜10時から夜中2時までは、ゴールデンタイム!
ホルモンが分泌される時間帯です。
ですから、小さなお子さんは夜8時~9時くらいには就寝。
中学生や高校生でも、夜10時までにはお休みください。
大人の方も、どんなに遅くても0時を超えないように…。
睡眠リズムがずれてしまうと、心と体のバランスも乱れやすく
自律神経失調症状や心の病にかかりやすくなります。
成長期のお子さんは特に、大切な心身の成長を妨げないように
成長期を過ぎた大人でも、日々心身の健康を保つためにも、
きちんと睡眠時間を確保することが大切です。
生活リズムの始まりは、睡眠リズムといっても過言ではありません。まずは、睡眠リズムを整えて、ハッピーなスタートを♪
皆さんの新たな始まりの季節が、素敵な日々でありますように。