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音楽に癒されて ♪モーツァルト♪

2009年10月29日掲載

カウンセリングの中で、お話を聴くこと以外にもさまざまなセラピーを行うことがあります。
リラクゼーション法もその1つ。

このリラクゼーション法は、
ストレス社会においてとても大切なセラピーではないかと考えています。

リラクゼーション法には、自律訓練法や呼吸法、筋弛緩法など様々な方法があります。
ストレスにさらされると、筋肉が緊張していきます。
体だけでなく、心も緊張して自律神経を乱し、
イライラしたり、眠れなくなったりすることもあります。

そこで、「緊張」から「弛緩」を意識して行うことで心も体もほぐしていこうというわけです。
アロマテラピーやヨガ、瞑想法なども自分でできるリラクゼーション法の代表です。

今日は、そんなリラクゼーション法の中から、音楽を取り上げてみたいと思います。

モーツァルトを聴くと眠くなる……
胎教に良い、頭が良くなる、病気に効く?!
などと様々な効果が研究されているようです。

私も先日、知り合いのコンサートでモーツァルトを聴いて参りました。
心から癒され、体の緊張がほぐれて、無駄な力がとれ、リフレッシュできました。
月に1度くらい、オーケストラを聴きに行きたい。
そう思って帰ってきたしだいです。

しかし、一緒に行った母は、隣に座って、音楽が始まると数分たたぬうちに、眠りの中へ……
音楽がより一層激しく、クライマックスになっても眠りから覚めることはなく、
コンサートを終えて、すっきりした様子で目覚めていました。

昔から、モーツァルトは苦手とのこと。なぜなら、「必ず眠くなるから」だそうです。

そんな方も、いらっしゃることでしょう。

私は、それでもいいのだと思います。
音楽が人にもたらす影響は、さまざまにありますが、その方にとって、癒しになれば最高です。

日頃から、緊張場面の多い都会のサラリーマンやOLさん、
子育てでついイライラする主婦の方、
病気に伏せている療養中の方、
出産を控えて不安と緊張で一杯の妊婦さん…など
多くの方が音楽で癒されたら、こんなに素晴らしいことはありません。

心に余裕を持つことは、緊張をほぐし、「弛緩」することにつながるのではないでしょうか。
それこそが、リラクゼーション法なのです。

音楽以外にも、自分にあったリラクゼーション法が1つでも多く見つかれば、
日々のストレス社会に負けず、自分らしく素敵な日々を送れることでしょう。

人の人生や心に寄り添うお仕事のカウンセラーとして、
より健康に、病気にならないように、
その人らしい人生を歩んでいただくお手伝いをさせて頂く保健師として、
自分がきちんと癒されていることも、大切なのだと実感しています。

人に関わるお仕事の方、
ぜひご自分を癒すことにも一生懸命になってみてはいかがでしょうか。

モーツァルトを聴きながら、心と体を曲にゆだねてみる。
抱えていた重しが、少しずつとれる感じを大切にして。

天才モーツァルトに、心から感謝。
年末には第九の演奏会が増え、ベートーヴェンを聴く機会が増えます。
次は、ベートーヴェンについて書いてみたいと思います。
お楽しみに♪