PMS(月経前症候群)-その5
2011年5月7日掲載
芽吹きの春。とってもいい季節ですが…
実は、イライラが起こりやすい季節でもあります。
東洋医学では、春は肝の時期といわれ、自律神経に
関係した症状が出やすい時期とされています。
肝は血液の貯蔵や調整を担うとされていますが、春には
いつも以上に肝の働きが必要で肝が疲れやすくなる季節。
PMSの代表症状には、イライラがありますが、それも
肝の仕業です。
PMSでイライラに悩む女性にとっては、春の季節は
とっても辛い時期とも言えそうですね。
そこで、今回は東洋医学の力を借りて、春のイライラを
乗り切る食事をテーマにお送りします。
■今、注目のオルニチン
最近、コンビニやスーパーで「オルニチン入り」という
表示をよく目にするようになりました。
ヨーグルトやビール、お味噌汁など多岐にわたっています。
では、オルニチンは一体何をしてくれるのでしょう?
オルニチンとは、肝臓で活躍してくれるアミノ酸です。
疲労回復効果やアンモニア解毒を助ける効果、さらには
最新の研究でストレス軽減効果もあるとか…。
中国でも薬膳として肝に良いと「しじみ」が使われています。
日本でも、二日酔い予防にしじみが良いと言われるなど
肝臓の働きによいとされていますね。
しじみには、オルニチンが豊富に含まれています。
マグロやチーズにもオルニチンは含まれていますが、
しじみはダントツ!
イライラの気になる方、上手にオルニチンを取り入れてみては
いかがでしょうか?
■肝によい食材
オルニチン以外にも、肝の高ぶりを抑える食材として
セロリやセリなどの香り野菜もお勧め。
血を補う食材としては、ナツメ、クコの実、ほうれん草、牡蠣、
肉(牛・鶏・豚)など
その他、ネギ、生姜、ゴボウもお勧めです。
肝は酸味と相性が良いと言われていますので、疲れた時に
すっぱいものを食べるのもいいですね。
■リフレッシュ
イライラしたり、くよくよしたり、気持がうまくコントロール
出来ない時には、リフレッシュも大切。
自分なりのリフレッシュ方法をいくつか見つけておくと、
セルフケアで乗り越えられるはず。
映画やDVDで思いっきり笑ったり、思いっきり泣いたり、
いつもと違った所へお散歩に出かける、自然に触れて深呼吸…
色んな方法があると思います。
自分に合った方法をたくさん見つけて、素敵に春を感じ、
キラキラした自分で過ごしたいですね♪
イライラしたらラッキーと思って、自分流のリフレッシュ方法を
探してみてはいかがでしょうか?
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